だれもがみんな持っている
◆ 当たり前でない 心臓の不思議・・・
現役の心臓外科医である 今中和人博士 (東大医学部卒、埼玉医大
総合医療センター心臓血管外科科長)は、 心臓の不思議な仕組みに
ついて 『あなたがどこから来たのかわかる本』(いのちのことば
社) という本を著されました。
その中で博士は、心臓が、1日のうちに10万回も拍動し、1日に
送り出す血液の量は約7.5トンにもなることを、まず紹介してい
ます。
これは、大型のタンクローリー車1台分のタンクの容量に匹敵し
ます。
それを、80年から90年近くも休みなく働き続けるのです。
しかもこれは、安静にしているときの分量で、激しい運動をして
いる時には、その5倍もの量の血液を体に送り込んでいるのです。
ところが、体中に血液を送る仕事を担っている心臓の 左心室(心
臓は、右心房、右心室、左心房、左心室の4つの部屋で構成されて
いる) の 大きさは、握りこぶしひとつほどしかありません。
この小さな器官が、全部つなぎ合わせると地球2周半もの長さに
なる血管の多くの部分に血液を送り届けているのです。
この桁違いの仕事をするために、心臓には様々な仕組みが備わっ
ているのです。
◆ 元祖24時間年中無休
まず、心臓は、24時間止まることは許されません。
心臓が止まると、10秒もすれば意識は薄れ、3~5分間適切に処
置されないと、脳の多くの部分は機能しなくなり、もう元には戻り
ません。
このように、私たちが意識せずとも動き続けてくれる心職の能力
を「自動能」といいます。
これがなければ、寝ることすらできなくなるのです。
さらに、心臓は、ごく微弱な電気刺激で拍動するという任組みを
持っています。
この心臓の拍動を号令する司令塔とも言える部分は、心臓内にあ
る「洞房結節」という器官です。
そして、その電気刺激を伝える「刺激伝導系」という組織が、張
り巡らされています。
この電気信号は、心房を0.04秒、そして心室を0.06秒の速
さで駆け抜け、心臓の各部分が同時に収縮するようになっているの
です。
しかし、この大切な電気刺激も、落雷のように、四方八方ランダ
ムに伝わるなら、収縮の動きもバラバラになってしまいます。
これが「心室細動」という状態で、命が大変危険な状況です。
(このような状態の時にAED [自動体外式除細動器]を使用します。
AEDは 心室細動を起こした心臓に、電気ショックを与え、細動を
止めて、 心臓本来の動きを回復させる装置です。)
ところが実際には、私たちの心臓は「房室結節」と、それに続く
「HIS束(ヒス束)」というごく小さな器官以外は、電気が通らないよ
うに遮断されているのです。
司令塔の洞房結節から出た電気刺激は、心房を駆け抜けた後、直
接、心室には伝わらないで、いったん房室結節に集約され、そこか
ら必ずヒス束を通って心室に至る形をとっています。
その結果、一糸乱れぬ力強い拍動が実現するのです。(もし、こ
の通路以外に、1か所でも、刺激伝導路[電気の通り道]が残って
いたならば、その人は、不整脈疾患になってしまうのです。)
◆絶妙な時間のズレ
また、これも大変重要なことなのですが、心房から心室へと、
一気に収縮の号令が駆け抜けると大変まずいことになります。
心房と心室が、ほぼ同時に収絡すると、血液を送る力の効率が、
大変悪くなってしまうのです。
もしそのような状態ならば、私たちは日常生活もままならぬよう
になってしまうでしょう。
ところが、実際の心臓は、電気刺激がいったん集められる「房室
結節の部分だけ」は、他の心臓の部分と比べ、電気の伝達スピード
が極端に遅く、20から30倍ほど時間がかかるのです
そのため、時間にして心房の収縮から0.1~0.15秒ほど遅
れて心室が収縮するのです。
これを例えるならば、陸上競技のリレーでバトンを渡された次の
走者が、他のメンバーより約30倍も遅いスピードで走るようなも
のです。
しかし、この大きな「時間のズレ」があることにより、心室は、
心房の収縮により送り出された血液を十分に満たしてから収縮し、
最高の効率で、全身に血液を送ることができるのです。
つまり、心臓は 「ひとり時間差」の動きを自分自身で作っている
のです。
◆ パソコン以上のバックアップ機能
さて「心のリズムの司令塔」として活躍している洞房結節です
が、もし、何かの理由で機能を失ったとしたら、心臓は止まって
しまうのでしょうか?
実は停止しないのです。
その部分(洞房結節)が、だめになると、その下位の器官であ
る房室結節が、そして、そこもだめになるなら、その下位のヒス
束が、それもだめになると、またまたその下位の部分がリズムを
司るという「二重三重のバックアップ機能」が備わっているの
です。
しかも、この各部位は、設定サイクルが異なっていて、上位の
組織が正常に機能している間は、設定の低い下位の電気的活動は
抑制され、リズムを狂わすことなく、拍動ができるのです。
これが、全部同じ設定サイクルであるならば、様々な電気刺激
が飛び交うことになってしまい、心臓は正しく機能しなくなるの
です。
心臓ひとつとってみても、着実な自動能、優秀な刺激伝導系、
強固な心筋細胞が全て必要であり、どの機能も、完全でなければ
ならないのです。
ここには、 ごく簡単なものから徐々に複雑なものになっていっ
た (進化した)という可能性は全くありません。
もし、徐々に変化していったというのなら、そのような生物は、
生きることすらできなかったのです。
今中博士は、心臓手術の経験を通して、世間で当然のように受け
止められている人体の機能の多くが、実は、驚きを超えて、感動的
な現象であることを訴えているのです。
◆創造者は存在される
私たちは、ここで考えなければなりません。
生命は「誰も介入していない自然現象の結果として存在しているの
か?」それとも「何者かがそれを導いたのか?」のどちらかなの
です。
また、人体だけではなく、大宇宙の分野から、極小の素粒子の分
野に至るまで、極めて厳密な条件や数値が、多数関与することに
よって、この世界が存在できていることを、各領域の専門家たち
は、口をそろえて証言しています。
ごくわずかな条件や数値の違いが、破滅的な崩壊をもたらすとい
う事実は、それらの宇宙の諸条件を設定された『創造者』の存在
を、私たちに強く迫っているのです。
それを、現在の学者は「インテリジェント・デザイン説」(知的設
計説)と言います。
これは、この世界を造られた 『神』が存在されることを意味して
いるのです。
◆人間の罪
しかし、多くの方々は「神様がいたとしても、そのことはあまり
自分とは関係がないのでは?」と思われるかもしれません。
たいていの方は、自分の体は自分のもの、自分の人生も自分のも
の…と考えて過ごしておられます。
そして、自分本来の存在の意味、何のために生きているのか。自
分はどこへ向かっているのか…。という解決しなければならない
人生の問いが未解決のまま、日々の仕事や収入、地位、趣味や旅行
が目標となってしまっています。
また、そうすることが、気づかぬうちにその人の人生の目的にな
っていることがしばしばあるのです。
そして、人生の危機がやって来た時に、本来自分が最優先にすべ
きことは、実は別のことなのだと痛感させられるのです。
『人は、たとえ全世界を手にいれても、自分のいのちを失ったら、
何の益があるでしょうか。 そのいのちを買い戻すのに、人は何を
差し出せばよいのでしょうか。 』聖書 (マタイ16章26節)
神様によって造られた人間が、その神様から離れ、的外れに自分
の人生を生きている・・・。
このような行いを、神様のみことばである『聖書』は『罪』と呼
んでいます。
私たちは、自分の人生を自分のものとして生きてきたその収支
を、人生の最後に、払わなければならないのです。
聖書は、次のように警告をしています。
『罪の報酬は死です。』(聖書 ローマ書6章23節)
『神の御前にあらわでない被造物はありません。神の目にはすべて
が裸であり、さらけ出されています。』
(聖書 ヘブル4章13節)
聖書は、この世界を造られたきよく正しい神様を無視している人
間が、死後、自分の罪のさばきを受け、永遠の燃える火の池である
地獄に行かなければならないことを、はっきりと語っているの
です。
◆私たちへの神の愛、恵み
しかし、恵み深い神様は、このように、さばきがふさわしい罪人
である私たちを、なおも、愛して下さっています。
神様は、その愛のゆえに、自分のひとり子である『イエス・キリ
スト』をこの世に遣わし、十字架につけて下さいました。
イエス様は、罪のないお方でしたが、私たちの罪をその身に負わ
れ、私たちの身代わりに、罪の罰を受けて下さったのです。
そして、十字架の罪の赦しが間違いない証拠として、イエス様は
死後、3日目によみがえられました。
誰でも、このイエス様が、自分の罪のために死んで下さった、ま
ことの救い主、まことの神と信じるだけで、罪が赦され、地獄では
なく、永遠の天国に行けるのです。
創造主である神様は、あなたが、その自由意志をもって、本当の
神様のもとに帰って来るよう待っておられるのです。
ぜひ、あなたもイエス・キリストを信じ、永遠のいのちを受けら
れますよう、心よりお勧めいたします。

