§ 「デジャ・ビュ」について2
◆ 催眠に関するとある話し
さて、この催眠に関して、ある興味深
い話があります。
アメリカのエンターテイナーにピータ
ー・レブインという人物がいますが、こ
の人は、催眠術をステージで観客相手に
かけるというショーを行っています。
また、その中でも、退行催眠を掛けるこ
とを得意としているそうです。
例えば、彼が退行催眠を行うと、同じ
舞台に立った観客2人が同時に「自分の
前世は中世のイギリス国王ヘンリー8世
であった!」とか、「自分の前世は、中
世の有名な海洋冒険家のコロンブスであ
った!」と言い出したことがあったそう
です。
不思議なことに、「自分の前世はイギ
リスのチャールズ皇太子であった!」と
言い出す人もいたそうです(チャールズ
皇太子は、まだご存命ですので、おかし
な話ですが・・・・・)。
このような退行催眠を掛けて前世を調
べた場合、必ずと言っていいほどのある
パターンが存在します。
それは、自分の前世であるという人物
が、だいたい歴史上の大きな事件の中心
人物であったり、そうでなくとも、自分
は、歴史的に重要な役割を演じた人物で
あるといったということです。
また、欧米人の前世をめぐる物語の中
には、中世の十字軍の遠征や、フランス
革命、アメリカの南北戦争、そして、古
代のイエス・キリストの十字架の場面で
の出来事など歴史に大きな影響を与えた
とされる出来事が繰り返し登場するとい
う傾向があります(先に記したインドの
子どもたちの例も思い出して下さい。こ
の自